コラム

COLUMN

みんなのお宝写真館(15)

(左)東京五輪が開かれていた国立競技場前に立つ永六輔さん。左が次女麻理さん、右が長女千絵さん。妻の昌子さんが撮影した。
(右)麻理さんを抱っこする永さんの左が妻の昌子さん。千絵さんがシャッターを切った。
いずれも1964年10月撮影。

■パパ永六輔さん よみがえる素顔
タレント、放送作家として活躍した永六輔さん。「上を向いて歩こう」「こんにちは赤ちゃん」など数々のヒット曲の作詞を手がける一方、家族を大切にする父親でも知られた。その家庭人としての素顔を切り取った写真について、次女でフリーアナウンサーの麻理さん(57)にエピソードを聞いた。

永六輔さんは2016年7月、83歳で亡くなった。残された約50冊のアルバムを、麻理さんが「ニッポン写真遺産」でデジタル化した。

多くの写真の中でも、特に子煩悩な父親の姿が表れていたものが2枚ある。1964(昭和39)年の東京五輪の開催中、国立競技場前で撮影された。各国旗が揺れるスタンドを背に、当時5歳の長女千絵さん、3歳の次女麻理さんを抱っこしている。これは妻の昌子さんが写した。

もう1枚は千絵さんが、両親と麻理さんを撮った写真。「ちゃんとシャッター、押せるかな」と、5歳の娘を心配しつつ、見守る温かいまなざしが伝わってくる。麻理さんの記憶では、この日は競技の観戦のために訪れたわけではなかったようだ。麻理さんは「好奇心旺盛で、『取材がてら行ってみよう』が口癖の父でしたから、五輪の雰囲気だけでも味わいに行ったのでしょう」と懐かしむ。

アルバムは昌子さんがほぼ一人で整理していた。ニッポン写真遺産で、永さんの家庭での素顔から、「上を向いて歩こう」を歌った坂本九さんや俳優の渥美清さんら、親交の深かったスターとの写真まで、多くがデジタル化された。麻理さんは「アルバムから、母から私たち家族への愛情も強く感じます」と、17年前に亡くなった母への感謝も口にした。

デジタル化した写真の一部は、麻理さんの長男の育之介さん(25)が管理している「永六輔公式ホームページ」にもアップしていくという。


永麻理さん

(2019年3月3日付朝日新聞朝刊(東京版)に掲載)

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